2001.10.23(火) 渋谷:青い部屋 LIVE

“アングラ喫茶(注:コーヒーはありません)"

ミュージシャン、飛び入りOK!というのがこの『アングラ喫茶』の最大の特徴。
今回はなんと二人も参加してくれた。
そのうちの一人は村上友章くんという私のお友達シンガー。
ライブに来てくれるという電話をくれた二日前に、いきなり「私の曲でピアノ弾いてよ」と強引に誘ったにもかかわらず、 OKしてくれたのだ。
以前私のライブで1回ぐらいしか聞いたことの無い『Let It Be』を覚えていてくれて、青い部屋のでっかいでっかいグランドピアノで急遽伴奏をつけてくれた。
歌っていても気持ちのよい、美しいバラードに仕上がったピアノ・バージョン『Let It Be』は、前々からピアノの音が欲しいなあ・・・と思っていただけに、一つの夢が叶った瞬間だった。くうー、MDにとっておけばよかったなあ。
その後にはアコースティック・ギター弾き語りで1曲歌ってくれて、ピアノもギターも弾けるなかなかすごい人なのだ。
本当は最後までいて欲しかったのだけど、なんとギターのほかにもミニ・アンプを持ってきていて、「これからストリートライブやりに行くんだ」と言って去っていた。
そんなすごい頑張りやさんなところもシンガーソングライター仲間としてとっても尊敬できる人。

そしてもう一人はnoroちゃんの紹介でステージに上がっていった、日比谷カタンさん。
名前からして何かしてくれそうな予感を感じさせる人。
うつむき加減にガットギターを弾き始めたと思ったら、「ゲゲゲの鬼太郎」のテーマ曲みたいなんだもの!
最初はちょっと怖くてみんなやや引き気味・・・だったけど、あまりの徹底振りに次第に楽しくなってきて、そしてそれが感心へと変わっていった。
声は3色ぐらい使い分けていて「歌」というよりも「物語」という感じ。
ギターもコードを弾くというよりは琵琶をかき鳴らしている「耳無し芳一」のようなイメージ。
そうかと思うとめちゃめちゃ早弾きのソロが入ったりして、多分上手いのだろう、ギター。
飛び入りなのに3曲も歌っちゃったところが、いい根性していて気に入った!
でも終わった後にお話したらすごく腰の低い人だったってところも、ステージとのギャップが激しくて面白い人だったなあ。

そんな色々な人たちと出会えるのが、『アングラ喫茶』の楽しいところ。
みなさんもギター1本持ってきてもよし、グランドピアノを弾いてもよし、もちろん聞き来るだけでもよし、とにかく一度『アングラ喫茶』へ遊びに来ませんか?
(ちなみに『アングラ喫茶(注:コーヒーはありません)』ってタイトルだったけど、コーヒーも始めましたよ~)

~出演~
石川真理子 with 大窪崇人
ノーロa.k.a.noro
戸川尚作 with ビ・バイド
小山政雄
<今回の飛び入りさん>
 村上友章(アコースティック・ギター弾き語り、ピアノ伴奏)
 日比谷カタン(アコースティック・ギター弾き語り)
DJ:宮内浩二、新津洋祐