2001.11.1(木) 原宿:Scruffy Murphy’s LIVE

“Mariko Ishikawa with friends vol.1"

Scruffy Murphy’s(スクラフィー マーフィーズ)は原宿にあるアイリッシュ・バー&ライブハウス。 3年くらい前に一度来た事があってお店のことは知っていたけど、まさか自分がここでライブするなんて思いもしなかった。
2時間ほど時間をもらい、どういう風にやろうかと考えた結果、『Mariko Ishikawa with friends』と題して、ゲストに長年の友、菊池常利さん、小山政雄くんを迎えて、彼らと一緒にやってみたいという長年の野望が実現した。 BARにはすでにたくさんの人達が飲みにきていて、ライブを聞きに来てくれたお客さんも立ち見が出るほど。

まず最初に私がオリジナル曲を歌う。いつもよりお客さんとの距離が近い。ちょっと緊張しちゃう。でもワクワクする。去年やった同じような雰囲気の、赤坂ビルズ・バーでのイベントを思い出す。飲みながらする会話のざわめきが聞こえるなかで歌うのは、普通のライブハウスには無い雰囲気。シーンとしているところで歌うのもいいけれど、こんなざわめきの中で歌うのもけっこう好き。
『嵐が丘』から始まり、『Journey』で終わる流れは、今年やってきたアコースティック・ライブの集大成といった感じ。
なかでも『海に会いに行こう』が良かった!といってくれた人がいて、とっても感激!
『Journey』では私の希望でマサオにアルペジオを弾いてもらったが、マーフィーズのおいしいアイリッシュ・ビールやカクテルを飲みすぎたマサオの弾くアルペジオはかなりアツイ、アレンジで曲を盛り上げてくれた。

ここからのゲスト・コーナーでは、私はコーラスを担当。
まずマサオ。『君が笑うから』はツネトシさんも褒め称える名曲。私もジ~ンとくるいい詞だと思う。しかしかなり酔っている。まあいつものことだけどさ。その分名曲も3割引きってところだったかなあ。
そしてツネトシさん。なんと前の日に発売になったTOKIOのシングル曲『ONLY ONE SONG』の作者でもあるのだ! TOKIOバージョンはかっこいいアレンジに仕上がっていたけれど、作者自ら歌うこの日の『ONLY ONE SONG』はアコースティック・バージョンでしっぽりとしたバラードになっていた。やっぱり歌うまいなあ。
さあてココで問題。この日やった曲の中で1曲だけなんとタカヒトが作詞(!)作曲した曲があるのだ。
その答えは『自動販売機の唄』。最近はすっかりツネトシさんのライブでのレパートリーとしておなじみだが、実は私とタカヒトが以前組んでいたアコースティック・ユニット『Jam Road』での曲でもあり、唯一作詞までしたというなかなか人気のある、サイコーに楽しい名曲なのだ!そういえば、『Jam Road』のレコーディングの時以来歌ったことの無かったコーラスパートを、久しぶりに歌えてすごく懐かしかったな。

続いてカバー・コーナー。
お客さんの中には外国の方もいたので、英語の曲を歌うにはなかなか度胸がいる。
発音大丈夫かなあって考えると、ちょっと緊張しちゃう。でも、自分の大好きな曲っていうのは歌っているだけで楽しい。今回は大好きなシェリル・クロウとイーグルスの曲も歌えたし。最後はみんなと一緒にスタンドバイミーで締めくくった。
私とツネトシさんが交互にボーカルをとり、間奏ではマサオがブルースハープを吹き、そしてタカヒトのギターが全体を引っ張ってくれてみんなで1曲できるっていうのは、ほんとに音楽って素晴らしい!素敵!って感じられる瞬間。
昔、小学生の頃に『シルクロード』という曲を色んな楽器で合奏したことがあった。音楽の時間に練習してた時、一人が何気なくワンフレーズを弾いていたら誰かがそれに合わせて重ねてゆき、最後にはクラスの全員が一つの曲を演奏していたってことがあった。これこそセッション!もしかしたらもう一度その感動を味わいたくって、こうして音楽をやってるのかもしれない。

初めて全部自分で仕切ってやってみたものの、タイムスケジュールとか一緒にやる曲を何にしようとか決めることが多かったし、しかも一回のライブでメインボーカルとコーラス含めて16曲という、こんなにたくさんの曲を歌ったことも初めてだったので、その大変さといったら、多分2年前に初めてバンドでエッグマンでやったときと同じぐらいてんぱっていた。
でも苦労した分嬉しさもひとしお。やりがいもあった。
とってもいい雰囲気のBARで気に入ったし楽しかったので、次回も仲間を誘ってまたやりたいな。

~出演~
Special guest:菊池常利、小山政雄
Support guitar:大窪崇人

~Set List~
★Mariko
1.嵐が丘
2.道の果て
3.海に会いに行こう
4.APRIL
5.愛のために
6.Let It Be
7.Journey
★Masao
1.君が笑うから僕は
2.アンダーグラウンドカルチャーロンサムヒッピースマイル
3.新曲
★Twune
1.消せない笑顔
2.ONLY ONE SONG
3.自動販売機の唄

~Cover Songs~
★Mariko
ME AND BOBBY McGEE【Janis Joplin】
IF IT MAKES YOU HAPPY【Sheryl Crow】
DESPERADO【EAGLES】
★Masao
青空【THE BLUE HEARTS】
★Twune
HELP!【BEATLES】
IN MY LIFE【BEATLES】
★ALL
STAND BY ME【Ben E.king】