DIARY<2002年6月>




2002/06/02(日) 一周忌
早いものでもう父の一周忌。静岡に行く。
蒸し暑さが去年の記憶をよみがえらせる。
法事は午後には終わったので、夕食は母と二人で『さくら茶寮』という隠れ家的なお店へ食事に行った。
大正浪漫風な店内は洋室と和室に分かれており、
こじんまりとしていながらも、ライトアップされた鯉の泳ぐ日本庭園を眺めながらいただく料理は、
どれもこれも凝っていて素晴らしい!
一時間半ぐらいかけてゆっくり出てくるコース料理なので、量は少なそうに見えるがちょうどいい。
全10品で\2800はかなりお得♪
こんなにゆっくりと母と外で食事するのは初めてだったので、普段はお説教ばかりくらっているが、
こんなのも悪くないかなとちょっとだけ思えた。

2002/06/04(火)  ワールドカップ 日本×ベルギー戦
静岡から帰ってきて東京についてから、そのまま仕事に行ったのでくたくた。
サッカー日本戦だっただけに、私の働くホテルのバーは外国人だらけになってしまい、
ちょっとしたスポーツカフェになってしまった。
バックミュージックの有線のチャンネルも、いつもはジャズボーカルなのに90年代洋楽ヒットに。
お店の閉店時間になっても彼らの盛り上がりはとどまらず、
「もっと音量をアップしてくれ!」と言われて、ここはクラブか!?って感じで、
ポリスの『見つめていたい』がかかると、立ち上がって男同士で抱き合って踊る始末・・・。
ゴキゲンな彼らは『Thank you!Thank you!』といいながらやっと帰っていったけど、
抱きついてヒゲ面を押し付けるのだけはやめてくれー!!!

2002/06/06(木) 奥田民生 『花になる』
どうしてもやる気のでないときには、民生のCDをがんがんかけまくる。
そうするとなんだかふつふつやる気が沸いてくる。
なーんも考えずに走ってみればいいんだよ、と。
『イージュー・ライダー』系なこの曲を聞いてると、
ドラムが叩きたくなってしまってさっそくスタジオを予約した。
バンドサウンド、やりたいっ!

2002/06/07(金)  神聖なる曲作り
朝、7時半に目が覚めた。
暑くって、というのもあるが、曲が浮かんだからだ。
夢の中で曲が鳴っていて、これは使えるかもしれない、なんて思いながらも、
寝気に勝てずにそのまま忘れていった事が何度となくある。
今朝はそれに打ち勝ったのだ。
こうして寝ぼけながら録音した音源は後で聞くと結構笑えるのだが、その時は忘れないようにと必死なのである。
真剣なだけにやけにオカシイ。
曲作りとは三度のご飯を作るようなもの。
時には味付けを間違ったりして失敗作もあるけれど、とりあえず食卓には出してしまう根性を身に付けろ!
また明日もあさっても、朝昼晩と三度の食事を作らなければならない主婦には、
同じものを何度も作り直している余裕なんて無いのだ。
作りつづけることが生活の一部。
献立がなんとなく一緒でも・・・ね?

2002/06/08(土) 愛車の帰宅
初めての大手術だった。費用総額参萬参千九百八拾九円也。
ウェイトローラー周辺総とっかえ。
バイクは走るのは好きだが、いじるのは好かん。
バラしたはいいものの組み立てられなくなり、汗とオイルにまみれて真っ黒になるのはごめんだ。
その点やはりプロは仕事が早い!
ほんの一週間、静岡に行ってるのとちょっとの間に出・来・上・が・り♪
やはり旅行中にメンテナンス、これが一番なわけ。
しかし、過去のバイク関係領収書を整理していたら、悲しい物を見つけてしまった。
初代愛車スズキ・ボルティーの12月点検の領収書。
約三万円近くかけて直した一週間後に、ボルティーは盗まれてしまったのだった。
わたしにとっては、苦い失恋のような胸のきしむ思い出。
今回もそんなことが無いように気を引き締めてかからねば。
とにもかくにもバイクは快調。スピード良好。
これでちょっと遠くのSHOP99スーパーにも肉のハナマサにも行けるし、ビールもケースでマインマートまで買いに行けるワ。
私の行動範囲は、徒歩と電車だけではとうていおさまりきらないのだ。

2002/06/09(日) ワールドカップ 日本×ロシア戦
どうも私にとってサッカーは、本を読みながら見るといいみたいだ。
TVの画面したぎりぎりに本を位置して、活字を追いながら芝も追う。
雑誌やハードカバーだと、美容院で読むときのように腕が痛くなってくるので、文庫本がベスト。
サッカーも気になるが、接戦以外はじっと見ているのに少々退屈を感じる。
ワールドカップ限定サッカーファンである私のようなものには、案外向いている観戦の仕方だと発見した。
だがやはり日本戦だけはそんな見方をしていては失礼だ。
イレブンと同様、私なりにベストを尽くそう!

その1. まず気分を高めるために青いシャツを着る。(ユニフォームじゃないけど)
その2. ビールをがんがんに冷やす。(小さな冷蔵庫に詰めまくる)
その3. おつまみをいっぱい並べる。(ピザ、ペペロンチーノ、ミックスナッツ、からあげは絶対)

ギリギリ準備も間に合った。8時半、キックオフ!
惜しいシュートが何本か続き、ついに稲本ゴォーーール!!!
しかしその歴史的瞬間を、私は電子レンジのところでチーズを温めていて見逃す・・・。
だいたいいつもこうなんだよな、運が無いというか。
相手チームの選手の名前までなかなか覚えない私だが、ロシアのDFのニキフォロフだけは覚えてしまったぞ。
なぜならどうしても“二木ゴルフ”に聞こえてしまってしかたなかったから・・・。

2002/06/12(水) 田舎暮らしのような東京暮らし
最近はジャガイモとたまねぎに不自由しない。
あらゆる方面からおすそ分けされるからだ。
というわけで、最近は自分で買ったことがない。
まずマサオ家から。
マサオのおじいちゃんおばあちゃんが畑をやっていて、ほかにもねぎ、小松菜、などなど、
あらゆるものをいつもダンボール箱単位で頂く。
基本的にビンボーな我が家だが、食うに困るということはこれで当分無いだろう。
よっちゃん家からもジャガイモのほかにのりを頂くし、
ハルミちゃんからはカルビーポテトチップスに納品しているという、
おおきな形のきれいなジャガイモを頂く。
東京のど真ん中にいるというのに、なんだか田舎のご近所づきあいって感じで、
とっても幸せものだなーと感ずる今日この頃。
でもせっかく
のいい素材を振るう腕がなく、肉じゃが、カレー、シチューのメニューの繰り返し。
誰かオススメのじゃがいも料理、伝授してー!

2002/06/17(日) シェリル・クロウ、ライブオフ会リハ
今度のライブは楽しいものになりそう!
なんといっても、シェリルのカバーライブ・イベント!
しかも、シェリルファンばかりが集まってシェリルの曲をやるんだから。
バンドサウンドに飢えていただけにバンド・セッションでさえ楽しいのに加えて、
みんなが出すサウンドはまさにビンゴなものばかり。
初めて会った人ともすぐ打ち解けられるのが音楽のよさってもんだなー。
リハが終わった後もずっと話が尽きず、なんでも前回やったときの映像は、
シェリルとバンドのメンバーに直接見てもらったそうで、今回もその予定とのこと。
ファンクラブ会長のOSAMUさんの実力おそるべし!
シェリルバンドのギタリスト、ピーターさんともよくコンタクトとっているそうで、
なかでもシェリル本人と会ったときの話などは、うらやまし~限り。
やっぱり音楽の趣味が合う人たちとの話は楽しいねー。
もう一回リハもやる予定だし、本番はもっともっと楽しみ!
楽しまなくっちゃー!

2002/06/19(水)『I Don’t Want To Miss A Thing』の作者、Diane Warrenという人
先日ゴールデンシアターで『アルマゲドン』をやっていた。
ここぞとばかりにかかるエアロスミスの『I Don’t Want To Miss A Thing』は、ある意味気持ちよさがあった。
イーグルスの『Desperado』にも通ずるいいメロディーだなあと、
カバーしてライブしたこともあるお気に入りの曲だ。
曲のクレジットに“Diane Warren”という名前を見て以来、
どんなひとなんだろうと探しつづけていたが、やっと見つけた!
どうやら作家さんらしく、いろんな人に曲提供している。
しかもセリーヌ・ディオンやらトニー・ブラクストンやらクラプトンなど。
あーあーあの曲!といった曲ばかり書いている。すごいひとなのね~。
そしててっきり男性かとおもってたら女性だったのね~。

2002/06/23(日) 山梨リニア実験線 地図を見るのが好き。
バイクに乗るので、目的地までどうやって行こうかと目で追って探す事が多い。
そうやって地図を眺めていたら、山梨のほうに一直線に伸びている線を発見!
「なんだろう・・・?」とおもったら『山梨リニア実験線』って書いてある。
はじめて聞いたその名前。
気になってしかたなくてネットで調べてみると、それはリニアモーターカーの走る線路だったのだ!
リニアモーターカー。なんて懐かしい響き。
子供の頃、磁石によって浮いたまま走る、すごい速い乗り物だって理科の時間に習ったっけ。
ブロードバンドさくさくのこの時代になって、
その乗り物は『リニア中央新幹線』という壮大な計画になっていたのだ。
将来は東京と大阪を結んで、なんと約1時間で行けちゃうってえいうんだからオドロキ。
すれ違い走行試験のムービーを見てみたら、なんか近未来チックで夢が膨らむ。
うーん、ベーシスト柳島宏が好きそうな話題だなあ。知ってるかなあ?
地図を眺めてると、こんな行ったことのないところを発見できるから面白い。

2002/06/26(水) 『女どうし』藤臣 柊子
我が家は女系家族である。
父、母、姉、私、祖母の最高5人家族だった時期には、
女の中に一人男の父は家の中では少々肩身が狭かったようだ。
加えてセキセイインコの“ピーコ”までもがメス。
母も三姉妹の真ん中。
父も姉、妹と女にはさまれているので、親戚を見渡してもやはり女の発言権が強い。
だから『女どうし』というこのタイトルにも自然に惹かれた。
『女五人で松茸&温泉三昧の巻き』に並ぶ女友達は、
小室みつ子、久美沙織、正本ノン、大原まり子などそうそうたるメンバー。
小学生の頃よく読んでいた、コバルト文庫シリーズの小説家ばかりではないか!
そんな人達とも温泉旅行なんてすごく楽しそう。いいなあ~。
思えば女同士で旅行したのって高校生の卒業旅行で伊豆に行った時だけだなあ。
その時は8人ぐらいと多かったけど、やっぱりすごく楽しかった。
私のまわりの女友達は比較的サッパリ系が多いので気楽だ。
あんまりベタベタしたつきあいではないけれど、
お互いに自分のペースを持ちつつ、つきあえるからなんだろな。きっと。