2017.4.18(火) 新宿ソウルキッチン 【ライブレポート】

ついにこの日が来てしまうとは。。。
四月いっぱいで閉店してしまう新宿ソウルキッチンでのラストライブ。
この三年間、メインのハコとして出演させて頂いた
ソウルキッチンがなくなってしまうなんて。。。

1曲目は「オリオン座」。
実は4年前のちょうど今頃、ここ新宿ソウルキッチンに初めて来た日
夜の歌舞伎町が久しぶりすぎてネオンがまぶしすぎる中、
ふっと夜空を見上げた時に見えたオリオン座が印象的で、書いた曲。

2曲目は、「愛のある街」。
新宿の街って若い頃はなんとなくなじめなかったけど、
ソウルキッチンに通うようになって大好きになった街。
自由で、眠らない街で、
きっと人の分だけ
裏も表もいっぱいドラマがあるんだろうなあと思わせてくれる街。
ソウルキッチンって、魂ってなんだろ???
みたいなことを感じるようになって、書いてみた曲。
昨年の年明け元旦のソウルキッチンでの鍋を囲みながらのステージで、
外国人の方にも囲まれながらこの曲を歌ったなあ~と、
午前三時に歌った思い出がよみがえる。。。

3曲目からは、サポートギターに、
この日対バンで出演者でもある小山政雄を迎えて二人編成で。
「逆光」の中の、「またひとつ見慣れた店が 変わり なくなってた」
のところは、我ながらなんてしみる歌詞をかいてしまったんだと。。。
こんなにも胸に詰まる想いで歌うことになるなんて。

4曲目の「終の棲家」は、マサオの真骨頂スリーフィンガーとのコラボで。
ソウルキッチンのステージに立つようになって、
弾き語り道の修行をしてきた成果が多少なりともあらわれたかなと。
昔はこんなペースでスリーフィンガー弾けませんでしたからー。。。(涙)

5曲目の「地図」。
マサオのドロップDのヘビーなサウンドの中、
底上げのステージがいち早く撤去されていたため、
久々のスタンディングのスタイルでのプレイだったので、
石川真理子の中では激し目に動いてみたほう。。。
さすがにこの曲になると声もよく出て歌い上げられて、
ギターもガシガシ弾けて、気持ちよかったー!

ラストはやっぱり「東京タワー」。
そしてやっぱり、賀句さんのブルースハープ!
しぼりだすように吹いてくださった音色が、
ああこれでほんとに最後のステージなんだなあと心にしみる。。。
賀句さんがこの曲をいい曲だねって言ってくださって、
どれほど励みになったことか。
ソウルキッチンに出演した3年間は、子育て幼稚園の3年間とまるかぶりで、
思い通りに音楽活動できないはがゆさに、
なんども心折れそうになったことか。。。
でもそんな中で支えてもらったのは、賀句さんの叱咤だったり激励だったりで、
そんなふうに救われた想いのミュージシャンは、
ソウルキッチンの出演者の中でたくさんいたと思う。

シェリル・クロウのファーストアルバムに、
「チューズデイ・ナイト・ミュージック・クラブ 」というのがあって、
毎回火曜日の夜に出演していた私は、
いつもそのアルバムのことが頭に浮かんで、
ここから、この夜から、
きっと素晴らしい音楽が生まれていくんだろうなあと思いつつ、
ラストライブのこの日は、
ソウルキッチンに通う中、生まれた新曲を中心に歌ってみました。
ポスターの中の
ボブ・ディランやジョン・レノンに見つめられながら歌ったステージ。。。
そしてレコードに囲まれながら美味しいワインを飲みながら
ライブを聴いた日々。。。
新宿ソウルキッチンよ、永遠に!

小山政雄ステージでも久々にコーラス出来て感無量!
コーラスはやはり楽しい♪♪♪
そしてギターサポートでも参加できて、
最初にソウルキッチンで小山政雄サポートで出演した時のことを思い出しながら
ソウルキッチンのステージからの景色を心に焼きつける。。。

と、ここまで赤ワインで一人打ち上げしながら書いてみました~。
またまた十年後くらいに、こんなライブもあったよなあと
呑みながら読み返せるように。。。

~編成~
vocal,acoustic guitar(Gibson Sheryl Crow Signature Model):石川真理子

~set list~
1. オリオン座
2. 愛のある街
3. 逆光
4. 終の棲家
5. 地図
6. 東京タワー

~出演~
クロサワナホ
石川真理子
小山政雄
廣嶋リマ

Special Thanks ♪ Photo by Akiko