2000.9.15(木) 吉祥寺:ON AIR Planet K LIVE

“Radio FREE YOUR MIND"

今回を最後に、しばらくライブを休む事にしたのです。
今年に入ってからライブ続きだったし、一息ついて腰を落ち着けてじっくりと曲作りやレコーディングをしたくなったから。
そんなわけで、今回のライブはツアーの最終日のような気持ちで万感の思いを込めて臨むはず・・・でした。
が、しかしそんな気持ちとはウラハラに今までの思いをかみしめるヒマなどなく、
当日までリハが一度も出来ないという緊急事態におちいり、不安でいっぱいでそれどころではなかったのです。
というのも、メンバーの中でも特にキョウスケさんがとても忙しく、予定が合わなくて中止するほかなかったから。
リハを一回もせず当日をむかえるなんてかつてない出来事。中止を決めた時は胃がキリキリするほど悩んだけど、
キョウスケさんもヤナちゃんも経験ある人達だし、
ハニュウダくんの「当日は気合いを持っていくから!!」の力強い一言にはげまされ、
みんなを信頼して頑張ってみる事にしました。
ラッキーな事に当日の昼、吉祥寺の「ペンタ」スタジオを取る事が出来たので、とりあえず一安心。
ライブのリハ前の集まって、曲の確認。でもさすが!みんなちゃんと覚えてる。
これなら安心してライブ出来そう。心配していた雨も、どうやら小ぶりのままでいてくれそうだし。
危機的状況はすべて好転していくかに見えた。しかし。。。

ライブ本番1曲目の「嵐が丘」。
私のアコギから始まり、Aメロが終わってサビにいくところ(『止めるものなど 何もない~』の後ですネ)で、
ホントはドラムだけ2拍残るところをナント!キョウスケさん、すぐサビにいってしまった!
でもこれが不思議な事にほかのみんなも私の歌も『嵐が丘に向かって走れ~』と慌てずすんなり入れたのですね~。
これもメンバー4人の息が合ってるって事だなっ、きっと。
2曲目の「Soldier」は個人的にアコギがヤバイと思っていたけど、イントロも危なげなく弾きこなしました(へへへ)。
それよりも3曲目の「まぼろしは時の面影」あたりからかなあ~。
声の方がヤバくなってきたのは。ペンタでのリハでとばしすぎたのと、プラKのエアコンに喉がやられてしまった。
だって真ん中で立って歌うと、ちょうど目の前にエアコンの噴出し口があるんだもんっっっ!顔面直撃で喉カラカラ。
4曲目の「深海」では力を抜いて歌うようにしてみたんだけど、やっぱりくるじい。。。


続く5曲目の「道の果て」を歌ってる頃は、お客さんの中に知ってる顔を探しては、
「パワーくれ~パワーくれ~」と念じていたのでした。
そのおかげか持ち直す事ができ、ラストの「Let it Be」がアンケートでも評判良かったのは、
やっぱりみんなにパワーをもらえたからだと思います。

と、この通り数々のトラブルを何とか乗り越えて終わった今回のライブ。
納得のいくライブだったとは言い難いけれど、逆にメンバーの底力とお客さんのパワーを感じる事が出来ました。
私も『きっと超能力が働いていたに違いない!』と思える場面もしばしばあって、
不思議な力に助けられたライブとなりました。

こうして「20世紀最後!」と言っちゃった(笑)ライブも終わりました。
次のライブまでにいい曲を書きたい。ギターも上手くなっていたい。レコーディングもたくさんしたい。

そして21世紀にまたステージで会いましょう。