2000.4.6(木) 下北沢:CLUB251 LIVE

“Radio FREE YOUR MIND"

ライブのオーダーを受けたのは、ライブのほんの一週間前の事でした。
「キャンセルしたバンドの穴埋めで出ないか?」と言われたのです。
エッグマン以外のライブハウスにも出てみたいなと思っていた時期なので、すぐさま返事をして、
それからメンバーに確認をとってはみたものの、みんな他のバンドもやっていて忙しい事だし、
まさかやれるなどとは思っていませんでした。

今回からバックメンバーのバンド名を「THE TRUTH」と名づけ、
大窪崇人の抜けた、G・羽生田知宏、B・柳島宏、Dr・笹井享介の3人をバックに、やる事になりました。
これでだんだんとロックバンドっぽくなってきましたねー。

このイベントは、いつもお世話になっているKミュージック・ファクトリーの「Radio FREE YOUR MIND」で、
DJはおなじみ、のんちさんと「ベルモット・ナッチュ」のナッチュさんでした。
ちなみにベルモット・ナッチュというバンドは、キョウスケさんがドラムで参加しているバンドなので要チェック。

今日の対バンはどれも男ばかりで、そんな中女の子は私一人という男クサーイ日だったので、
ある意味目立てたのでは?
そしていつも変わったベースで目立っているやなちゃんは、今回フライングVを持ってきたのだけれど、
偶然にも対バンがみんな一人はギターかベースでフライングVを使っていて、
ますます男クサーイのですよ、これが。
こういう日もちょっとめずらしいよねー。
キョウスケさんはキョウスケさんで、私も初めて見るヒゲ面で山男してて、
ライブ前に「切りたいなー」なんて言ってたのを、「ライブビデオには記念にヒゲ面を残しましょう!!」といって、
切らずにいてくれたのでした。当日会う人会う人に「クラプトンみたいー」と言われていたようですが。
そしてそんな中で唯一さわやかな風を吹かせてくれていたのが、ハニュウダ君。
今回日にちもないというのに、ツインギターから一人になってギターのアレンジに四苦八苦した、一番の功労者です。
対バンのちょっとフケ顔の年下のVoの子に、「めちゃめちゃ肌きれいっすよねー。」とホメられていました。

1曲目は新曲の「嵐が丘」。この曲は最初は私のアコギで始まって、
途中からバックがバーンと入ってくるのですが、鳥肌が立つのですよ、カッコよくて。
初めて「ロックな曲をかけたなー」と思う勢いのある曲です。
2曲目は「BY MY SELF」はちょっとはしってしまいましたねー。
3曲目の「深海」、 4曲目の「道の果て」では私はギターを持たずにボーカルのみで勝負したのですが、
いつもよりも動きながら歌えたし、バンドでやっているうちに発声法が変わってきたのか声も出るようになって、
ロックな歌声になってきたようです。
と、ここまで来て残すところあと1曲になったのですが、なにやら時間がすごく余っているとの指示が・・・。
4曲で20分の計算のハズが、どうやらはしりすぎて縮まってしまったようなのです・・・。
あわててMCで伸ばそうとしたのですが、支離滅裂になってしまいました・・・。
気を取り直して最後の曲「JOURNEY」を歌ったのですが、これはアコギとドラムだけのアレンジでやったのがすごく良くて、
リバーブが効いていて気持ち良く歌えたし、声も綺麗に聞こえていたみたいなのでホッしました。

今回は全編綱渡りなライブだったけど、今後の方向性がはっきりしてきたので、
ほんとにやって良かったと思えるライブになりました。
「バンドって楽しーな」と思う今日この頃です。